2019-03-20 第198回国会 参議院 財政金融委員会 第5号
結局どういう具合になったかというと、GHQは、純然たる私有財産を除いて旧来の皇室財産を全て国に帰属させ、その後も皇室が再び財産を蓄積することを厳重に規制するという方針で、従来の皇室財産を全て天皇個人の私的資産として取り扱い、財産税課税によって皇室財産の解体が進められたと、先ほど私が説明したとおりでございます。
結局どういう具合になったかというと、GHQは、純然たる私有財産を除いて旧来の皇室財産を全て国に帰属させ、その後も皇室が再び財産を蓄積することを厳重に規制するという方針で、従来の皇室財産を全て天皇個人の私的資産として取り扱い、財産税課税によって皇室財産の解体が進められたと、先ほど私が説明したとおりでございます。
その上で、社民党は、第一に、人間が人間として有する天賦人権の観点から、天皇個人に退位の自由を認めるべきであること、第二に、今上天皇のみに限定するのではなく、将来全ての天皇を対象とする一般的な恒久制度とすべきであること、第三に、特例法ではなく、皇室典範の改正によるべきであること、第四に、閣法ではなく、国民を代表する衆参両院の合意によって実現を目指すべきであること、第五に、皇位継承問題について引き続き議論
人間が人間として有する天賦人権は、天皇個人に対しても、当然、保障されるはずであります。しかし、天皇という地位やその地位が世襲であるとされていることによってさまざまな人権が制約され、天皇個人に過度の負担が一生負わされているため、退位の自由がない限り、それを正当化することはできません。
天皇統治は、天皇個人やその一族のためになされるものではなくて、すぐれて公共的なものである、こういうことを井上は特に強調したところであります。 次の引用は飛ばします。 もう一人、金子堅太郎という人物もその起草に携わっておりますが、金子の場合も、保守主義という一つの思想的な立場に立脚し、また、歴史法学という一つの立場に立っている人であります。
名目的であれ、天皇を中心とする政治体制であるというこの点、さらに、天皇統治という概念の中に、先ほど申し上げましたけれども、公議衆論の尊重だとか人民の福祉の増進だとか、そういったものをも含むというふうに考えるべきだろうと私は思いますし、当時の国民たちも、そういうふうな理解のもとで、ただ天皇個人あるいは皇室だけが助かろうということで国体護持を言っているのではないという理解だっただろうと思うのです。
だとしたら、天皇個人の誕生日を麗々しく祝うというのはその精神に全く反するものだろうというふうに思います。
そういう意味で、天皇個人のということではなくて、御主宰になるのは天皇がお一人で御みずからなされますけれども、それは皇室にとっても非常に重要な儀式でありますし、それから現行の憲法のもとにおきましても、あるいは往時のいろいろな歴史的なものをたどってみましても、日本の天皇という意味でそういう行事をとり行われることは大変国家的な意味でも重要なことであったというふうに考えておるわけでございます。
○山口(那)委員 大嘗祭の歴史的伝統に照らして、これは天皇個人に関する儀式という性格が強いのでしょうか、それとも皇室というある意味での集団に関する儀式という色彩が強いのでしょうか。
その限りでいきますと、その昔、即位の大礼、大嘗祭というものがセットされていたわけですけれども、少なくとも大嘗祭というものは天皇個人の政である、こういうふうに理解をいたします。その点はいかがでしょうか。
○三浦(隆)委員 天皇制というのは、天皇個人は大変いいお方であったとしても、大変利用されやすい体質をこれまで持っていたのだと思うのです。そういうことからして、二度とそういうふうに利用されたくないという考え方も大ぜいの方が持っているだろうと思います。そこで、この紀元節、いわゆる建国記念日が二月十一日というふうに決まりましたときに、多くの人の反対の声があったこと、大臣も御存じであったと思います。
新憲法では当然でありますが、戦前の旧憲法時代、天皇絶対の時期でさえも天皇の発言、行動、こういうものは天皇個人の意思によって行われてないということは、歴史でよく御存じだと思います。私がそういうことはあり得ない、信用できないというのが主観であれば、あなたが天皇の提言なんとおっしゃるのも主観であって、これは五分五分であります。
○秦豊君 アメリカの外交文書ですね、アメリカのまあシステムというか、慣例に従って、最近相次いで発表されている中に一つ関心を引いていますのは、例の憲法第九条をめぐる吉田元総理の反応であるとか、あるいは認識、それから天皇個人の、まあ一種のこれは間接的反応と言うべきか、報道が散見されますが、憲法九条の武力放棄について、いわゆる戦争放棄と言ってもいいと思いますが、について、吉田さんではなくて天皇御自身は一体
そうでなくて、機関を構成するオルガントレーガーとしての天皇個人が旅行するということとは明白に違う。だから前者でないのかと聞いておるし、その前者の会合の中で、そのときに天候のあいさつをするのかどうか、こんなことはおはようございますというのと同じことで、そういうものとは違う。だから機関としての行動でしょうということを言っておるわけです。その点はどうですか。
○東中委員 国事行為ではないわけですが、機関としての天皇は、憲法第四条によれば、「この憲法の定める国事に関する行為のみを行ひ」ということになっているわけですから、天皇個人が私的に行動される、これはとやかく言っているわけではないわけで、公的な行為ということになれば、「国事に関する行為のみを」、「のみ」というふうになっているわけですが、そういう点についてどうですか。
○稲葉誠一君 いま、ちょっと話は別になりますけれども、天皇の、天皇というか、天皇個人のあれですか、財産というものもあるのですか。皇室財産というもののほかに天皇個人の財産というものはあるのですか。そこはどういうふうになっておるのですか。
そういうことから類推解釈すると、やはり天皇個人のいわゆる生活費いわゆる月給、こういう見方をしておるん手が、それに対してこれだけは所得税を取らない、これには——これは前からだと思いますが、何らかの意味があるんじゃないか、こう思っているんですが、瓜生次長はそういうこと、御承知ないですか。
○山本伊三郎君 私、天皇個人といいましたが、これはもう天皇御一家のいわゆる世帯主という意味の収入ですから、それが皇太子また皇太子妃また皇太孫にあろうとも、それは私は別にこの私の言っている趣旨には反するものではないと思います。私は深い意味があって聞いておるんですが、これは宮内庁の皆さん方に聞いておるんですが、ただそうなっているということぐらいしか言われぬわけですが、私は何か意味があると思うのです。
これはあなたのほうの管理じゃないかもしれませんが、内廷費という天皇個人の生活費に対して非課税という措置をとられたということについては、宮内庁はその趣旨はどういうふうに考えておりますか。
宮下にしても、管野にしても、天皇個人に恨みがあるわけではない。しかし、天皇は神であるという国民の迷信を打破しなければならぬ。天皇は神でなくて、人間であるということを示すためにということで、迷信打破から極端なテロリズムに走ったということでございますが、天皇は神でないというその主張は、終戦後の天皇みずからの人間宣言の中に生きておる。
お尋ねをいたします用意といたしまして伺っておきますが、日本国憲法第八条によりまして天皇個人に私有財産権ありと認めてよろしいか。認められるのか、認められないのか。
○山本(猛)委員 それでは、瓜生次長は、日本国憲法第八条によって天皇個人にも私有財産権があると言われたのでありますが、皇室用財産というのは、その中には私有財産権というものは含まれておらないと解釈してよろしゅうございますか。
だから、さっき天皇個人の道楽のように理解される点が出てくるわけですね。そうじゃない、天皇は生物学に貢献しようという意思をもってやっているのだったら、やはり僕は外に移すべき性質のものだと思います。ああいうところに七百万円金をかけて増築して、閉じ込めておくべき性質のものじゃないのじゃないか、こういうふうに私は考えるわけです。天皇はどういうふうに考えていますか。
天皇個人は非常にそのことを憂えておられるが、天皇個人も、重臣層も、あるいは資本家の人々も、あるいは政党の人々も、一切の人々がとめようとしたけれども、どうすることもできなかった。
地方へ参りましても、遠方からおじいさん、おばあさんまで子供を連れてお迎えに上るという、そういういわゆる学問などしない一般の大衆と申しますか、そういう肩書きも何にもないような善良な人々の天皇に対する気持、これは昔においても決して天皇個人に対しての崇敬というものでは私はなかったろうと思う。
しかしながら個人という立場でなく、象徴としての、公の天皇としての御行動につきましては、たとえて申しますと、他国の元首からの御親電に答電を出されるとか、国内的に申しましても、国会主催の開院式に出席されるということは、天皇個人という立場でなく、公の立場でなされることと考えまして、そういつたような公の立場でなさいます一つの事実上の行為があるように考えられるのでございます。
○世耕委員 この事件は単なる天皇個人の問題ではなくして、国家の象徴たる天皇ということを考えますると、かなり日本の国内の秩序が、大学においてすらあのような騒動が起るのだということが国際的に知れたときには、非常に治安に不安を感じさせるということが考えられる。ひいては対外的関係から見ても、日本再建に非常に思わしくないと思うのであります。